ユニットバスの交換費用は、決して安いものではありません。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、費用をある程度コントロールしたり、逆に費用が嵩む要因を理解したりすることができます。ユニットバス交換費用を左右する主なポイントを見ていきましょう。まず、ユニットバス本体のグレードと機能です。これが最も費用に大きく影響します。シンプルな機能のスタンダードなモデルを選べば費用を抑えられますが、浴室乾燥暖房機、ミストサウナ、ジェットバス、肩湯、大型テレビ、調光機能付き照明といった多機能・高機能なオプションを追加すればするほど、本体価格は上昇します。次に、ユニットバスのサイズです。一般的に、サイズが大きくなればなるほど、本体価格も組立・設置費用も高くなる傾向があります。既存の浴室スペースに合わせて適切なサイズを選ぶことが重要です。また、既存の浴室の状況と解体・撤去の難易度も費用に影響します。例えば、古いユニットバスの解体が複雑であったり、アスベストが含まれている可能性がある場合は、追加の費用が発生することがあります。給排水管や電気配線の移設・新設の有無も大きなポイントです。新しいユニットバスの仕様に合わせて、既存の配管や配線の位置を変更したり、新たに引き直したりする必要がある場合は、その分の工事費が加算されます。特に、在来工法(タイル貼りなど)の浴室からユニットバスへリフォームする場合は、基礎工事や防水工事なども必要になるため、費用が高くなる傾向があります。内装工事の範囲も費用を左右します。ユニットバスの交換に伴い、洗面所の壁紙や床材の張り替え、ドアの交換などが必要になる場合、その範囲が広ければ広いほど費用はかさみます。そして、依頼する業者の選定も非常に重要です。業者によって、得意なメーカーや工事内容、そして見積もり金額も異なります。複数の業者から相見積もりを取り、内容を比較検討することが、適正価格で質の高い工事を依頼するための鍵となります。これらのポイントを理解し、自分の希望や予算と照らし合わせながら、賢くユニットバス交換計画を立てましょう。
ユニットバス交換費用を左右するポイント