「まあ、いっか」と軽く考えていた洗面所の排水口の詰まり。最初は水の流れが少し遅いかな、と感じる程度でした。しかし、日を追うごとに水の流れは悪くなり、ついには完全に流れなくなってしまったのです。今回は、私が洗面所の排水口詰まりを放置して後悔した体験談をお話します。 最初の兆候は、朝の洗顔時に現れました。普段ならすぐに流れ落ちるはずの水が、ゆっくりと排水口に吸い込まれていくのです。「ちょっと流れが悪いな」とは思ったものの、他に急ぎの用があったため、そのまま放置してしまいました。 数日後、事態は悪化しました。歯磨きをする際、水を出すと排水口からゴボゴボと音がするようになったのです。水の流れもさらに悪くなり、洗面台に水が溜まってしまうこともしばしばありました。「そろそろ何とかしないとな」と思いながらも、面倒くささが勝り、見て見ぬふりをしてしまいました。 そして、ついに最悪の事態が起こりました。朝、洗顔をしようと蛇口をひねると、排水口から水が全く流れなくなったのです。洗面台には水が溜まり、今にも溢れ出しそうでした。慌てて排水口を覗き込んでみると、排水口の奥には何やら黒い塊が見えました。 「これはまずい…」と思い、市販のパイプクリーナーを購入して試してみることにしました。しかし、パイプクリーナーを排水口に投入しても、全く効果がありません。排水口に溜まった水が減ることはなく、黒い塊も依然としてそこに鎮座していました。 途方に暮れていた私に、家族が「業者に頼んだ方が早いんじゃない?」とアドバイスしてくれました。インターネットで検索し、評判の良い水道修理業者に連絡しました。業者の方はすぐに駆けつけてくれ、排水口の状態を確認してくれました。 業者の方は、専用の道具を使って丁寧に詰まりを取り除いてくれました。30分後、排水口からは勢いよく水が流れ出し、詰まりは完全に解消されました。料金は決して安くはありませんでしたが、プロの技術に感謝しかありませんでした。 今回の経験を通して、私は洗面所の排水口詰まりを放置することの恐ろしさを痛感しました。最初の兆候を見逃さず、早めに対処していれば、業者に依頼する事態にはならなかったはずです。今後は、排水口にゴミを流さないように注意し、定期的な清掃を心がけようと心に誓いました。