トイレの逆流が発生したら、まずは冷静になり、以下の応急処置を行いましょう。トイレタンクに繋がる止水栓を閉めることで、汚水の供給をストップさせ、被害の拡大を防ぎます。止水栓は、通常、トイレタンクの横または後ろにあり、マイナスドライバーで閉めるタイプが多いですが、レバー式のものもあります。換気を行い、窓を開けたり、換気扇を回したりして、室内の換気を良くします。汚水には、有害な細菌やウイルスが含まれている可能性があるため、換気を十分に行い、空気を入れ替えましょう。汚物の除去を行い、可能な範囲で、溢れ出した汚物を除去します。ゴム手袋、マスク、ゴーグルなどを着用し、直接汚物に触れないように注意し、汚物は、ビニール袋に入れて密閉し、適切に処分します。消毒を行い、汚物が付着した場所を、消毒用アルコールや塩素系漂白剤で消毒し、消毒後は、十分に換気を行いましょう。床の清掃を行い、床に汚物が染み込んでいる場合は、水で洗い流し、十分に乾燥させます。 軽度な詰まりが原因であれば、以下の方法で自分で解消できる可能性があります。トイレの排水口にラバーカップを密着させ、ゆっくりと押し引きすることで、排水管内の詰まりを解消します。ラバーカップは、大小様々なサイズがありますが、トイレの排水口に合ったものを選びましょう。重曹を排水口に1カップ程度振りかけ、その上から熱湯をゆっくりと注ぎます。重曹と熱湯が反応して泡立ち、詰まりの原因となっている有機物を分解してくれます。30分ほど置いてから、水を流して効果を確認しましょう。排水管の中にワイヤーブラシを挿入し、詰まっている異物を掻き出します。ワイヤーブラシは、排水管の形状に合わせて様々な種類があります。
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